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おばさんの恋

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 退屈な日常に埋没しているように見える

  ごく普通の主婦(おばさん)の心の奥底にも

 恋を求める種火はくすぶっていて

  時には激しく燃え上がることもある

 というお話のようです

  (^_^;)

 

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中村真夕監督の最新作「親密な他人」。

中高年の女性を主人公に置いていること。

年相応の『ふつうのおばさん』を主人公にして、彼女の異常ともいえる若い男への執着を描く。

日本の社会では、40代、50代の女性ともなると、良妻賢母であることが求められる。

そして、それは同時に「性」の部分がすっぽり抜け落ちることになる。

 

親密な他人」 監督:中村真夕

出演:黒沢あすか、神尾楓珠、上村侑 尚玄 佐野史郎 丘みつ子

横浜シネマ・ジャック&ベティ、京都シネマ、第七藝術劇場にて公開中

4/29(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開予定

詳細はここをクリック

 


スナイパー(狙撃者)中村泰の人生

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私は現実に起きた事件や事故を扱ったドキュメンタリー動画を見るのがダイスキなのですが、上の動画はとても良く出来ていたのでご紹介します

この動画は1995年に発生した警察庁長官狙撃事件を扱っていて、真犯人を確定したと信じている警視庁刑事部の立場から描かれています

現実には警視庁公安部の立場が優先され、警視庁の公式見解では「オウム真理教の組織的犯行」としながらも、真犯人(狙撃を実行した個人)を特定できず、時効となりました

大まかに言えば、警察など日本の官僚機構は、世界的に見ても非常に優秀な部類に属している、と私は思っています

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しかし大きな欠点(弱点)も内包していて、それは

身内意識(帰属意識、組織愛)が強すぎる

こと、具体的に言えば何かあったときに、身内(上司、先輩、同期、部下、後輩)をかばい過ぎることではないかと思っています

ここで言う「身内」は、状況によって変化(拡大・縮小)します

例えば警察で言えば、警察外に対しては警察組織全体が「警察一家」となって身内を守りますが、警察内部で対立が生じた場合には、より小さい組織単位が「身内」(組織愛の対象)となり、いわゆるセクショナリズムが丸出しになります

上の動画の事件では公安部と刑事部が対立していますし、警視庁(東京都管轄)と神奈川県警の仲の悪さは昔から有名です

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戦前の大日本帝国の陸軍と海軍の対立は有名で、陸軍には

 「全力で海軍と戦い

  残る余力で敵と戦え!」

という、ややジョークっぽい言葉まであったそうです

この強烈な身内意識(帰属意識、組織愛)は、一つの正しい決定に従って組織が一丸となって努力する時には偉大な長所にもなるのですが、組織の長といえども人間ですから、時には間違った決定が下される場合もあります

その時は、その決定を下した組織の長(上司、先輩)のメンツを考えて(忖度して)、その決定を間違ったものとして否定したり軌道修正したりするのが難しくなる、という大きな欠点(弱点)にもなります

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おそらく、当時の公安部の幹部が

「犯人はオウム関係者だ!」

と断定して捜査を進め、途中からこの断定は間違っているのではないかと皆が薄々気づいても、断定した幹部のメンツを考えて、公安部全体が組織的にこの幹部を「かばった」可能性があります

多くのえん罪事件の背景には、警察の強すぎる身内意識や、幹部のメンツへの過度の忖度があるのかもしれません

それから、この動画の面白いところがもう一点、それは真犯人と思われる男、中村泰のキャラクターです

東大教養学部に在学中に、教授から「将来はノーベル賞を狙える頭脳」と言われたほどの優秀な頭脳を持ちながら

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「スナイパー(狙撃者)になって

 国家の運命を変えて見せる!」

と固く信じ、東大を中退して、スナイパーの道をトコトン突き進みます

これだけ自分の信じる道を迷うことなく歩めれば、コトの善悪を別にすれば、さぞかし充実した人生ではないのかなと、少しうらやましいような気分になります

ちなみに中村泰は現在92歳で、岐阜刑務所に無期懲役で服役中です

いやー人間って、本当に面白い生き物ですねー

 (^_^;)

 

【追加】上の文章で「欠点(弱点)」として指摘した内容は、官僚組織や警察だけに特有のものではないと思っています

日本人が組織を作れば、必ず生じる欠点(弱点)で、一種の国民性のようなものです

もちろん私の脳の中にも、この欠点(弱点)の要素が含まれているはずです

それが余りにも日本社会に広く深く浸透しているので、すでに当たり前の空気のような存在となっていて、多くの日本人はそれを余り意識せずに生きています

でも組織のトップに立つ人が、この欠点(弱点)を意識しないで意思決定していると、組織(時には国家)をトンデモない方向へ導いてしまう恐れがあります

中村泰は頭の良い男ですから、すべてを悟った上で、自分を真犯人としない警察に対して「オレが真犯人だ!」と叫んで抗議しているのでしょう

これは確かに「国家の運命を変える」貴重な行為かもしれません

 ((((;゚д゚))))

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解体 中銀カプセルタワービル

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高校生のころ、建築家になりたいなぁと思った時期があって、当時は黒川紀章が国際的に大活躍、飛ぶ鳥を落とす勢いで、スゴく憧れました

某大学の建築学科に合格するところまでいったのですが、いろいろあって、別な道に進みました

黒川紀章は若いころ、若尾文子がダイスキだったそうで、若尾文子と結婚するために、それにふさわしい超一流の建築家になってやろうと企て、そして見事に二つの夢を両方とも実現してしまいました

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若尾文子(→)は、今でこそおばあちゃんですが、当時は日本の芸能界を代表する超美人女優で、これも飛ぶ鳥を落とす勢い、まさにゴールデンカップルでした

ちょっと深キョン(深田恭子)に似てますね

最後は選挙に出たりして、いまの若い人たちからは「変なおじいさん」に見られていたみたいですけど、いい人生だったんじゃないでしょうか

一流の建築家が設計した住宅が住みやすいか?

というと、これは余り期待しない方がいいです

建築家が「一流」と呼ばれるようになるには、いろいろ社会的に目立つ活動が必要で、そのためには、それまで世の中に無かったような奇抜な建築を設計する必要もあります

まあ芸能界に近いと言うか、今で言えばユーチューバーみたいに「目立ってナンボ」の世界なんで、話題性を追求して、かなり無茶な設計をする場合もあります

美術館とか商業ビルなら話題性も重要なんですけど、住宅となると話は別で、住みやすさと話題性は方向性がかなり違うような気がします

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イギリスの哲学者、フランシス・ベーコン(→)は、

「家は住むもので、人に見せるものではない」

という言葉を残していますが、当時(16-17世紀)でも、人に見せびらかすために家を建てる人が多かったのでしょうか?

それで、この「中銀カプセルタワービル」ですが、1972年に完成ですから、ちょうど50年

鉄筋ビルの耐用年数的には問題ないんですけど、大規模修繕が無かったそうです

大規模修繕をきちんと実行すれば、鉄筋マンションは50年よりずっと長くもつんですが、そのためにはマンション管理組合の運営がうまくいっている必要があります

詳しいことは知りませんけど、ひょっとするとスラム化していた可能性もありますね

何だか、20世紀が、昭和が、音を立てて崩れていくような気がします

 (T_T)

 

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建築家・黒川紀章(←)の傑作「中銀カプセルタワービル」(東京・銀座)が老朽化のため解体されることになり、4/12から工事が始まる。

分譲住宅マンションとして1972年に完成したビルは、黒川紀章が提唱した建築理論「メタボリズム」の象徴。

140個の「カプセル」を取り付け、当初は新陳代謝するように25年ごとに取り換える構想だった。

しかし、実際には手付かずのまま老朽化し、大規模修繕も行われなかった。

 

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▲亡くなる直前に選挙に出た黒川紀章

自分が設計した選挙カーに乗り、妻の若尾文子と一緒に選挙活動した

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百恵おばあちゃん

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 派手に引退公演とか大騒ぎしておいて

  すぐに芸能界に戻っちゃう人が多い中

 人気の絶好調で、これほど見事にスッパリ

  キレイに引退した人は少ないですね~

 (^_^;)

 

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ついに山口百恵(63)がおばあちゃん!

山口百恵の息子、三浦祐太朗(37)と声優、牧野由依(36)夫妻(→)に第1子となる女児が誕生。

三浦友和(70)と山口百恵にとって初孫

山口百恵は1980年に引退して以降、表舞台には姿を見せていない。

 


訃報 宝田明

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 原爆の放射能から生まれたゴジラ

  いままた誕生しようとしている?

 ((((;゚д゚))))

 

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特撮映画「ゴジラ」で知られる俳優、宝田明さん(→)が、3/14に87歳で急死していた。

3/10に、宝田明さん主演の映画「世の中にたえて桜のなかりせば」(4/1公開)の完成試写会に、車いす姿で登壇していた。

1953年、東宝ニューフェイス第6期生として俳優活動をスタートさせ、1954年に映画デビューし、「ゴジラ」で主演した。

撮影初日に撮影現場で

「主役の宝田です」

とあいさつし、照明スタッフから

「主役はゴジラだ!」

と怒られた。

終戦後、中国ハルビンから過酷な引き揚げ体験をしてきただけに、「ゴジラ」の完成試写では

「試写室で、のどが痛くなるくらい泣けて仕方がなかった。

 なぜ戦争の被害者のゴジラを、人間が殺さなければいけないのか。

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 監督にも

『こんなに痛めつけることはないじゃないですか』

 といって、2人でシンミリしたのを覚えています。

 製作したのは、みんな戦争経験者でしたからね」

と明かしていた。

 


プーチンの経歴

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▲プーチンの東ドイツ時代の身分証

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下の記事で「平凡な事務員」と書かれていますが

本物のスパイの仕事は意外と地味で

新聞雑誌などの公開情報の収集分析が主ですから

必ずしも「下っ端の仕事」とは限りません

映画に出て来るカッコいいスパイは虚像です

(^_^;)

 

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プーチンの暴挙に世界が怒りの声を上げている。

プーチンは、旧ソ連の諜報機関KGB(→)出身だ。

と言ってもKGBの平凡な事務員で、映画007に出て来るような派手な仕事ではなかった。

東西冷戦下の東ドイツで、敵である西ドイツの情報収集(主に新聞の切り抜き)をしていた。

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プーチンにとって「KGBのスパイ」は憧れの職業だったが、ソ連が崩壊して失業者となり、プーチンは失意の中で母国に戻った。

すでに40才近い中年になっていた。

タクシー運転手をしていた時期もあった。

こうした屈辱の経験が「徹底的に力を誇示する男」を作り上げた。

1990年、プーチンは政治活動を開始し、わずか10年で大統領に就任した。

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プーチンのとった方法は、政敵の暗殺

2006年にはプーチンの陰謀を追っていた女性ジャーナリストが射殺された。

同年、プーチンを批判した元KGB中佐が放射性物質で殺された。

2015年にはプーチン政権を批判していたネムツォフ元副首相がモスクワ市内で射殺された。

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プーチンは、もはや自分のことを『皇帝』と位置付けている。

下々の人間(虫けら)の言うことに耳を貸す必要は無いと思い込んでいる。

 

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▲肉体を見せつけて強さを誇示するのが大好きなプーチン

心の中にある弱さとコンプレックスの反動形成か  ((((;゚д゚))))

 


プーチンの首に懸賞金

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わずか100万ドル(1.15億円)とは、認知症大統領プーチンの首も、ずいぶんお安く見積もられたもんですねぇ

これまでに政敵を何十人も暗殺して現在の地位を得たプーチンです

今回のウクライナ危機以前から、自分が暗殺されるのを非常に恐れて暮らしています

抗争で敵のヒットマンに狙われ、夜も安眠出来ない暴力団組長と同じで、常にビクビクしながらおびえて暮らす、実に哀れな心理状態ではないかと思われます

決まった時間に決まった場所にいると暗殺されるので、プーチンは常に自分の居る場所を、直前になって事前予定からズラすようにしています

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そのためにプーチンは遅刻の常習犯で、非常に評判が悪い

会談相手が外国の大統領や首相でも、平気で何時間も遅刻します

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プーチンの個人資産は世界一(数十兆円)で、ビルゲイツやジェフベゾス、イーロンマスクより上と言われています

もちろんその多くは、今回の経済制裁で凍結されてますけどね

ロシア各地に帝政ロシア時代を上回るような超豪華なプーチン宮殿を作っていますが、これでは何のための人生なのか?

 ((((;゚д゚))))

 

 

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闘癌記 石原慎太郎

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 非常に評価の分かれる人物らしく

  「死んでウレシいなぁ~!」などと発信して

 大炎上しているアホ(←)もいるようです

  (^_^;)

 

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2/1、作家で元東京都知事の石原慎太郎氏(→)が、東京都内の自宅で亡くなった。享年89。

月刊「文藝春秋」への寄稿は数多く、その中から“難治がん”のすい臓がんから奇跡の生還を果たした当時、闘病の様子などを綴った手記

「予期せぬ出来事―私の闘癌記―」

 (「文藝春秋」2020年7月号)

を再録する。

 

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 弟・裕次郎(上左)に対するコンプレックスが

  石原慎太郎のバネだったので

 肉体コンプレックスの三島由紀夫(←)とは

  非常にウマが合った

 (^_^;)

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ムツゴロウ86歳

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私が高校生のころだったか、「ムツゴロウの青春記」を読んで、世の中にはスゴい天才がいるもんだなぁ、と感動した記憶がある

彼が高校生のころ、数学の授業や教科書が易しすぎて詰まらないので、高木貞治「解析概論」を読んだら、大学入試問題が幼稚園レベルに思えた、というようなことが書いてあった

この話に感動した私は、さっそく本屋で買ってきて読み始めたが、とても高校生が読めるような本ではなかった

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彼は動物好きで有名だが、実はギャンブラーとしても有名で、私はむしろこっちが彼の正体だと思っている

彼は初対面の猛獣にも無防備で近づくことが多く、そのために命に係わるような事故もあったし、右手の中指の先をライオンに噛み千切られたりしている(→)

おそらく彼の天才の一側面として、極端なリスク嗜好があり、それが彼の動物好きの背景にもあるのではないかと思っている

((((;゚д゚))))

 

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ライオンの頭を無防備になで、ワニの口に笑顔で頭を入れる。

ライオンに右手の中指を食べられてもまったく懲りる気配すらない。

“動物愛”という枠を大きくはみ出した畑さんの生き方は日本中を魅了した。

1980年に始まった「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」はあっという間に人気番組になり、平均視聴率は20%に迫った。

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しかしTVシリーズは2001年に終了し、2000年代後半には北海道の中標津から東京のあきる野市に移転した「ムツゴロウ動物王国」も閉園。

3億円とも言われる巨大な借金を抱えたが、それもあふれるバイタリティで完済し、現在は40年前に移り住んだ北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで生活している。

トレードマークの黒ブチ眼鏡にやさしい声の“ムツゴロウ”さんは、ゆっくり椅子に腰掛けると、煙草を一服しながら、破天荒な人生について語り始めた。

 

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▲高木貞治「解析概論」の3ページ目

議論の前提として、デデキントの切断について説明している

このような説明と議論が、延々と500ページも続くのだが

高校生のムツゴロウは、易々と読みこなしたらしい

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ワクチン拒否宣言

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▲ブリジット・バルドー(87)

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 規則に素直に順応する日本人と違って

 フランス人の規則嫌いは世界的に有名です

   フランス人に何かをさせたければ

   それを禁止する規則を作ればいい

 というジョークがあるくらいです

ここはひとつ、フランス政府が「ワクチン接種を禁止する」とか打ち出せば、フランスのワクチン接種率は急増するかもしれません

世界がフランス政府のエスプリに感動することでしょう

  (^_^;)

 

フランスの女優、ブリジット・バルドー(87)が1/6発売の仏誌ガラで、中国コロナ生物兵器へのワクチン接種を拒否すると表明した。

あらゆる化学物質に、アレルギー反応がある!」

と発言。

ふつうアレルギーは、特定の物質に反応するものなので、「あらゆる」というのはワクチン拒否の言い訳のような感じもします。

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かつてアフリカを旅行した際、渡航時に義務付けられた黄熱病ワクチン接種を回避するため、当時の担当医に接種証明を偽造してもらったと明かした。

バルドー自身は健康だと訴え、

「いずれ死ぬ日は来る!」

とも述べた。

いくら健康だとはいえ、87歳にもなれば、実感としてそうでしょうね。

1950年代、主演映画「素直な悪女」(→)が大ヒットし、フランスを代表する女優になったバルドー。

現在は動物愛護活動に専念している。

仏人口に占めるワクチン接種率は77%で、頭打ちとなっている。

1/5のフランス政府発表で、1日当たりの新規感染者は33万人を超えた。