アフリカ

岸田総理コロナ感染

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総理だって肉体的には普通の人ですから、銃弾を受ければ死にますし、人と会えば感染することもありますよ

それより、アフリカ外遊が中止なら、困ったことですね

アフリカの天然資源をねらって、中国が暗躍してますから、放置は危険です

 ((((;゚д゚))))

 

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8/21、日本政府は、首相の岸田文雄が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

この日の午前9時ごろに首相から

「昨晩から微熱、咳などの症状があるため、

 PCR検査を受けたい」

との連絡があったという。

午後4時にPCR検査の結果が出て、新型コロナ陽性と判明した。

8/27からアフリカ外遊が予定されていたが、中止になる見込みだ。

岸田首相は、8/15の全国戦没者追悼式に出席後、8/21まで夏休みをとっていた。

本を10冊ほど買い込み、ホテルに滞在し、読書やゴルフを楽しんでいた。

旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題、安倍元首相の国葬の是非など多くの課題を抱えるなか、夏休みの最終日での感染発覚ということもあり、ネット上では岸田首相を非難するようなコメントが殺到している。

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《大勢でゴルフなんて行くから》

《ゴルフに行ったり、鰻食べに行ったりしてるからだよ》

《しまらないなぁ。さらに10日お休みですね》

一方で、これだけ市中感染が広がるなか、岸田首相の感染を擁護する声もある。

《まあ仕方ない。キチンと療養してください》

《感染対策は勿論されてたでしょうし仕方ないよ》

《政治家は人に会う仕事だから仕方ないね。早く回復されますように》

もろもろの課題にしっかりと向き合ってもらうためにも、一刻も早い回復を祈るばかりだ。

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岸田夫人(→、少し前の写真)にしっかり看病してもらいたい。

「夏休みに感染した、というタイミングの悪さはありますが、

さすがに新型コロナ感染は批判できません。

 コロナ禍当初から、感染する人たちに対して『感染対策が足りない』

 などとする声が一部にありましたが、これだけ、感染者が増えている状況では、

 もはや運としかいいようがない面もあります。

『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』を地でいくような現象です」(政治部記者)

 

独裁者ムガベの国ジンバブエ

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▲独裁者ロバート・ムガベ

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世界にはまだ中国や北朝鮮のような暗黒独裁国家がいっぱいある

残酷な独裁者がやりたい放題、自国を「地上の地獄」にして、人々に塗炭の苦しみを味あわせている

「地上の地獄」というのも変な表現で、地獄とは「地面の下(地中)にある監獄」が原義のはずだが、それを実在する地上の国家の中に現出させている

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そんな暗黒独裁国家の背後には、たいていチャイナチス中国共産党が暗躍していて、独裁者を裏から支え、その国の天然資源などから得られる富を、独裁者と中国人が山分けしている

国家に一体感が無く、国内がバラバラだと、自分や自分の仲間以外はどうでもいい存在になり、どんな残酷なことでも平気でするようになる

今の中国でも、共産党員以外は虫けらのように扱われている

日本だって明治維新までは、「長州人」「薩摩人」「会津人」などという意識はあっても、「日本人」「日本国民」という意識は弱かった

だから明治政府は、かろうじて残っていた天皇を利用し、「日本国民」としての意識を高め、国家の統合を果たそうとした

国家がバラバラだと内乱が発生し、そこを列強諸国に付け込まれて植民地になってしまう!という差し迫った危機意識が、当時の明治政府にあったからだ

内乱は、外国との戦争よりも残酷で悲惨だ

複数の外国勢力が内乱に介入すると、国内で代理戦争という、さらに悲惨な内乱になる

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ベトナム戦争や朝鮮戦争がまさにそれだ

日本に天皇制が無ければ、第二次大戦の敗戦時に日本は、今の朝鮮半島のように二つの国に分裂していた可能性が高い(←)

そうなると、朝鮮戦争の代わりに、北日本と南日本(東日本と西日本)の間で「日本戦争」が起きていたかもしれない

もともと日本列島は南北(東西)に長いので地域差が大きく、今でも関東と関西では言語や食べ物、風俗習慣など、いろいろ違っている

だから天皇制が無ければ、分裂しやすい国かもしれない

日本も500年前に国家がバラバラになって内乱(戦国時代)になったが、それよりさらに1000年以上も前に、同じような内乱状態(倭国の大乱)になった

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有名な魏志倭人伝(↓)に

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(倭国は乱れ、何十年も戦争状態だった)

と記録されている

その悲惨な体験から、争っていた各勢力(当時は「クニ」と呼んでいたらしい)は停戦協定を結び、共通の女王(卑弥呼)を立てて内乱を収束させた

倭国の大乱という内乱の、壮絶な苦悩の記憶が、古代天皇制成立の背景にある

 ((((;゚д゚))))

 

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▲魏志倭人伝

 

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独裁者ロバート・ムガベの国だったジンバブエ(←)。

中国がその選挙を支え、そろいのシャツやポスター印刷も引き受けた。

人民元はジンバブエの「法定通貨」だった。

不正投票も反対派虐殺もなんのその。

ムガベがジンバブエを破産させ、人民を奈落の底へ突き落とし、欧米はムガベ夫妻の入国を禁止した。

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ムガベ夫人(→)には浪費癖や暴力癖があって、スキャンダルのデパート。

娘は偽名で香港へ留学(これも中国の斡旋か)。

頻繁に香港へ「買い出し」に出かけ、ブランド品を買いあさった。

ムガベは法学博士、経済学博士だったのだが。

2017年、ムガベはクーデターで追われ、最後はシンガポールで入院、そこで死んだ。

それでもジンバブエのインフレは収まらず、人類史上まれな年300%という猛烈ハイパー・インフレ

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過去に4回も「新札」と切り替えたが、そのたびに通貨単位は増えつづけ、ちなみに現在は

 500億ジンバブエ・ドル

(50,000,000,000Zドル)で食パン二切れ

右の写真は、100兆ジンバブエ・ドル紙幣

ゼロの数が天文学的で、アタマが混乱しそう。

街には両替、そして闇ドルの世界。

平均年収が260米ドル(3万5000円)。

鉱山、ダイヤモンド、宝石類しか産業はなく、農業も振るわず、都市は荒廃している。

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ジンバブエ政府は、インフレ対策のため金貨(→)の発行を発表した。

最初に4475枚を発行したが、ドルでしか買えず、また金価格は1オンス1800米ドル以上だ。

つまり庶民とは無縁の通貨である。

誰のため、何のため、庶民が使えない金貨なのかと不満が固まっている。

 

* * * * * * *

 

通貨には大ざっぱに分けると3種類あります

基軸通貨:世界中で通用するお金 (例)米ドル、欧州ユーロ、日本円など。特に米ドルの通用力はダントツ

普通の通貨:自国内だけで通用するお金 (例)タイバーツ、韓国ウォン、フィリピンペソなど

混乱した通貨:自国内でも余り通用しないお金 (例)ジンバブエ・ドル

(^_^;)

 

極悪非道の5人

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▲赤道ギニア副大統領の息子 副大統領ヌゲマ・オビアン・マング

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 国民に一体感が無ければ

  親族以外は虫けら同然になります

 そうならないように聖徳太子は

  「和をもって尊しとなす」

 と定めたのだと思います

  (^_^;)

 

イギリス政府は7/22、公金の不正流用など深刻な汚職に関与したとして、アフリカなど4カ国の政権幹部ら極悪非道の5人に制裁を科すと発表した。

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このうち赤道ギニア副大統領のヌゲマ・オビアン・マングについて、米人気歌手マイケル・ジャクソン(→)が生前にツアーで着用した手袋に27万5千ドル(約3千万円)を費やしたと指摘した。

英外相ラーブは

「汚職は貧しい国の富を枯渇させ

 人々の貧困からの脱出も困難にする」

と強調。

極悪非道5人の英国への渡航を禁じ、英国内の資産を凍結する。

赤道ギニア副大統領のヌゲマ・オビアン・マングは、赤道ギニアで1979年から長期政権を維持する大統領ヌゲマの息子。

英政府は発表で、国民の多くが劣悪な環境にある中で公金を不正流用し、ジャクソンさんにちなんだ品々の収集に大金を使ったと指摘。

1億ドル相当の大邸宅をパリに構え、プライベートジェット機も購入したと批判した。

制裁対象となった他の極悪非道4人は、ジンバブエとベネズエラ、イラクで汚職を働いた実業家ら。

 

中華街を襲撃 南ア

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社会に強いストレスがかかり、人々のフラストレーションが閾値(沸点)に達すると、暴動が起きます

日本人はこの沸点が非常に高いので、めったに沸点に達しませんが、黒人には沸点の低い人が多いようです

チャイナチス中国共産党による今回の中国コロナ生物兵器攻撃のような、余りにも理不尽な理由で社会全体が大きな苦痛を味わえば、むしろ我慢している日本人の方が少数派なのかもしれません

((((;゚д゚))))

 

南アフリカの都市、ピーター・マリッツバーグチャイナタウン(中華街)全体が火に包まれている。

現地時間の7/13夜までに、暴動で死者72人、1,234人が逮捕されました。

夜空は血に染まったように燃えていた。

7/10には、国内の物流の大動脈であるヨハネスブルクとダーバン港を結ぶ高速道路(N3)上で、トラックを放火するなど暴力的な破壊行為に発展した。

チャイナチス中国共産党の作った中国コロナ生物兵器による攻撃で、食糧や医薬品が希少資源となり、人々は空腹で絶望している。

道路は封鎖され、警察車両は横転し、裁判所は閉鎖され、多くの大型ショッピングセンターは火を放ち、煙が戦場のように立ち込めている。

人々は悲鳴を上げて逃げ惑い、商店は略奪され、瓦礫と化した。

医療従事者は恐怖で家を出ることができず、予防接種は行き詰まり、暴徒が無防備に集まっている。

 

日本の貨物船が座礁

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 タンカーではないから 油量は少ないとしても

  上の写真で見る限り 海岸に近そうだし

 油濁汚染が問題になるかもしれません  (;´Д`)

 

世界有数の美しいサンゴ礁を誇るモーリシャス

日本の商船三井所有の貨物船「わかしお」から、燃料が漏れ出していると8/6発表した。

環境活動家らは、周囲に大きな影響が出る恐れを危惧している。

「わかしお」は7/25にモーリシャス南東部沖で座礁。乗組員は安全に避難した。

2007年に建造され、総トン数10万1000トン、載貨重量トン数が20万3000トン、全長299.95メートル。

モーリシャス地元メディアは、燃料4000トンを積んでいたと報じている。

「わかしお」が座礁したのは、国際的に重要な湿地の保全を目的としたラムサール条約(Ramsar Convention)の指定地域に含まれているポワントデスニー(Pointe d’Esny)で、ブルーベイ(Blue Bay)海洋公園に近い。

環境省によると、ポワントデスニーと同海洋公園に汚染防止装置が送られた。

モーリシャス政府は近隣のフランス海外県レユニオン(La Reunion)に支援を依頼しているという。

カビダス・ラマノ(Kavy Ramano)モーリシャス環境相は記者会見で

「われわれは環境危機に直面している」

と述べた。

またスディーア・モドゥー(Sudheer Maudhoo)漁業相は

「この種の大惨事に見舞われたのは初めてで、

 問題の対応に当たるには、われわれの装備は不十分だ」

と認めた。

両氏によると、何度か船の安定を試みたものの、海が荒れており全て失敗に終わっている。

また流出した燃料をポンプでくみ上げる作業も奏功していないという。

環境保全活動家らは、モーリシャスの海岸に壊滅的な被害が及びかねないと不安視している。

モーリシャスは、食料面でも観光業でも海に大きく依存している。

 

▼過去の油濁汚染事故

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武漢ウイルスの次はバッタ

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 泣き面にハチ

  じゃーなくて バッタ  (;´Д`)

 

中国にWショック。

武漢ウイルスは、20日の中国政府公式発表ですら、死者2236人、感染者も計7万5465人に増加した。

武漢ウイルス感染の恐怖が世界中を震撼させるなか、今度はバッタの大群が押し寄せて中国に大飢饉をもたらすとの情報が飛び出している。

3600億匹のバッタが、アフリカ東部から中東、インドを経て、中国に侵入する可能性があると国連の専門機関が警告したのだ。

襲われた地域は壊滅的被害を受け、数千万人が飢饉など大災害の犠牲になるというから、未曽有の天災になりかねない。

国連食糧農業機関(FAO)が、武漢ウイルス感染の“震源地”となった中国当局者に、西部・新疆ウイグル自治区に、近くバッタの大群が到達すると警告した。

米CBSニュースが伝えた。

 

過激な夫婦げんか

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 犬も食わない夫婦げんか
  ここまで行っちゃうと
 周囲もはなはだ迷惑  ((((;゚д゚))))
 
ボツワナのクラブに、小型飛行機で突っ込んだキチガイ男が、事故後に炎に包まれて死んだ。
妻を殺そうとして、わざとクラブハウスに突っ込んだらしい。
キチガイ男は3月23日の夕方、ボツワナ郊外で妻のパーティー会場のクラブハウスに駆けつけ、妻と激しく口論になった。
その後、キチガイ男はクラブハウスを出て行き、誰かに電話をかけ「俺はとんでもない飛行経験があるんだ!」と脅迫した。
6時15分頃、その飛行機がクラブの方に低空飛行してきて、クラブハウス近くに墜落。
しかしこのクラブハウスに居た人達は、キチガイ男の危険行動を予知し、約50人全てが避難していた。
飛行機は墜落して建物は炎上、駐車していた車13台が破損したが、幸いにも怪我人はいなかった。
そしてキチガイ男は死んだ。
 

 

遅刻して命拾い

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▲墜落現場

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 墜落したJAL123機に乗る予定だったのに
  会議が延びて難を逃れた知人がいますけど
 航空券を額に入れて飾ってました  ((((;゚д゚))))
 
エチオピアの首都アディスアベバからケニアの首都ナイロビへ向かっていたエチオピア航空(Ethiopian Airlines)機が墜落し、乗客149人と乗員8人が全員死亡した。
ギリシャ人男性が搭乗時刻に2分遅刻したため難を逃れていたことが10日明らかになった。
アントニス・マブロポロス(Antonis Mavropoulos)さんは、事故機の150人目の乗客となるのを免れた体験を、「私の幸運な日」と題して自身のフェイスブック(Facebook)に投稿。
「ゲートに時間通りに到着しようとしたが誰も助けてくれず、本当に頭にきていた」と当日の様子を搭乗券の写真付きで説明した。
マブロポロス氏は非営利団体「国際固形廃棄物協会(International Solid Waste Association)」の会長を務めており、事故当日はナイロビで開催された国連環境計画(UNEP)の年次会議に出席する予定だったという。
しかしマブロポロス氏が搭乗口に到着したのはゲートが閉まってから2分後だった。
次のフライトを予約したが、空港職員は搭乗しようとした同氏を空港内の警察署に向かわせた。
マブロポロス氏は「警官が私に抗議せずに神に祈れと言った。なぜなら私は墜落したET302便に乗らなかったただ一人の乗客だったからだ」と、ショックをあらわにして述べた。
マブロポロス氏が搭乗しなかった唯一の乗客だったため、身元の照合や搭乗しなかった理由などを職務質問する必要があったと空港当局は説明した。
その後同氏は解放された。
 

ネコ写真家 岩合光昭

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 ネコは写真家の都合など考えないので
  ひたすら忍耐力が必要なお仕事です  (^_^;)
 
動物写真家の岩合光昭さんの写真展「Wisdom of the Wild/時の鼓動。生命の躍動。」が12月7日から新宿の「オリンパスギャラリー東京」(新宿区西新宿1、TEL 03-5909-0191)で開催される。
 
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「2019年オリンパス/WWF(世界自然保護基金ジャパン)カレンダー」の完成を記念して行われる。
岩合さんは1950(昭和25)年生まれ。これまで「ナショナル・ジオグラフィック」誌の表紙を2度飾るなど世界的評価も高い。
近年はライフワークともいえるネコの撮影にも力を入れ、「岩合光昭の世界ネコ歩き」(NHK BS)などを手掛けるほか、同名の写真展を日本各地で行うなど活躍する。
同展では、南アメリカ大陸の中央部に位置し、世界遺産にも登録されている世界最大級の大湿原「パンタナール」で撮影された作品を約25点展示する。
同地を訪れたいと切望していた岩合さんが、3回にわたる撮影取材を敢行。
ブラジル、パラグアイ、ボリビアの3カ国にまたがる同地には、多種多様な生き物が生息し、同カレンダーのためにジャガーやカピバラ、生き物たちの命を育む川など水との関係性を撮り下ろした。
1986(昭和61)年から毎年オリンパスが製作し、WWFジャパンへ寄贈しているカレンダーは2019年度版で34年目を迎え、販売した利益は全てWWFの地球環境保全活動に使われる。
 
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ここ数年は、岩合さんが写真を手掛け、2018年版は日本印刷産業連合会、フジサンケイビジネスアイが主催する「第69全国カレンダー展」でも第1部門で銀賞を受賞している。
担当者は「長年にわたり数多くの動物を撮影している岩合さんならではの美しい瞬間が捉えられている。継続して同カレンダーを製作しているので気に入って愛用されているファンの方も多い」と話す。
開催時間は11時~19時(最終日は15時まで)。入場無料。木曜休館。12月12日まで。
 

 

海賊

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▲海賊出没地点 ソマリア周辺は激減しています

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9月22日、西アフリカのナイジェリア沖でスイスの貨物船「MVグラールス(MV Glarus)」が海賊に襲撃され、船員12人が拉致されました。

貨物船は、ナイジェリアの商業都市ラゴス(Lagos)から南部の産油都市ポートハーコート(Port Harcourt)に小麦を運搬していたところ、ボニー(Bonny)島の南西およそ45カイリの水域で海賊に襲撃されたとのことです。
船を操業するスイス海運「マッセル・シッピング(Massoel Shipping)」によると、海賊達は長い梯子をよじ登り、有刺鉄線を切断して貨物船に侵入。

船内の通信をほとんど全て破壊した後、乗組員19人のうち12人を拉致したということです。

マッセル・シッピング社は関係当局に海賊襲撃を通報し、拉致された船員らの安全かつ迅速な解放に向けて専門家を招集したと説明しています。
また、スイスの外務省報道官は、CNNの取材に対し、襲撃された船の乗員にスイス人はおらず、国籍については現時点で確認できていないとしています。
海賊といえば、ソマリア沖の海賊が知られていますけれども、世界の海賊関連情報を収集・発表している IMBは、近年国際機関と各国が海軍等の武力を用いて海賊対策を行ってきたことが功を奏し、ソマリア沖・アデン湾の海賊活動が減少していると報告しています。
一方、海賊達は警備の強化された海域を避けてその他海域へと活動範囲を広げ、ナイジェリア沖のギニア湾での海賊被害が増加。昨年は60人超の船員が拉致されたとされています。


ネットでは、よりによって、重武装”中立”国家であるスイスを襲うとは、海賊はどういう積りだという書き込みがあります。

海の無い内陸国であるスイスにも海軍はあります

主に国境をなすレマン湖とコンスタンス湖に配置されています。

その主力は10から20隻の哨戒艇であり、大掛かりな戦力ではないのですけれども、有事の際はライン川を遡行する大型商船を徴用し、武装することになっています。

  ロシア人外交官「海の無いスイスに、海軍があるとはお笑いだ!」 

  スイス人外交官「ロシアにも、文化省があるらしいですな」  (^_^;)

スイスの軍人の数は予備役を含めると、その数はスイス国民の約10%に達します。

兵役は、20才で 21週間の基本訓練、21才から 26才まで毎年4週間の再訓練、合計280日が軍務期間です。予備役は現在27才から30才までですけれども、1962 年までは60才、1995 年までは50才でした。
また、全てのスイス軍人は小銃を自宅に保管しています。
金曜日の夕方、週末を自宅で過ごす多数の兵士は、迷彩服に背嚢を背負い、戦闘用自動小銃をむき出しのまま持っているそうです。
もちろん銃は電車内にもそのまま持ち込んで、座席に立てかけるのですが、他の乗客はそれを気にも止めなそうですから、どれほど軍が生活の一部として溶け込んでいるのか分かるというものです。
更に兵役義務者は予備役終了後、個人装備一式を軍に返さなければならないのですけれども、この時、代金を払えば銃を持ち帰ることも可能。

十年ほど前では、制式銃は日本円に換算し約1万円、拳銃は約5千円だったそうです。

183004670-jpgこれがいわゆる民間銃で、国内に約140万丁あり、兵役中の若者が家庭保管してある軍用銃が更に50万丁あります。

とにかくスイスは超武装国家です。
スイスはこうした民兵制を取っている関係上、軍の最高幹部、空軍を除いて専門の軍人がいません。

将校も志願制となっています。

志願者はより長期の再訓練を繰り返し受け、訓練のための休職期間は会社が給料を払うそうです。

その反面、民兵制度では、軍で組織運営を学ぶことができるという利点もありました。

例えば銀行員、あるいは一般企業の幹部になろうとする者はみな志願で将校となり、組織運営を習うそうです。

また、そうした軍隊経験を通じて、退役後も異なる企業にあっても軍隊仲間がお互いに助け合ったり、会社設立や幹部のポストが空席になった際に仲間を招いたりします。
スイスの元連邦司法・警察大臣のクリストフ・ブロッハー氏は高射砲隊大佐出身です。彼が司法大臣になったとき、その官房長として軍隊で彼の下士官であったエーベルレを任命しています。
スイスの新聞では、人間関係を示すのによく軍隊時代の両者の出会いと階級とが記されるそうですから、民間であっても、軍隊を軸とした強固な人間関係が維持されている国だともいえます。
今回、そんな超武装国家の貨物船が襲撃された。

スイス外務省は、襲撃された船にスイス人はいないとしていますけれども、国籍確認は出来ていないようですし、放置することはないと思われますし、強固な人脈を元になんらかの措置を行うのではないかと思いますね。