中国コロナ感染の
特徴を知ることが
感染を防ぐ第一歩です (^_^;)
感染しても8割の人はうつさない!?
「中国コロナ」感染の特徴は?
中国コロナウイルスの感染について分析していくと、3つの事実が浮かびあがってきました。
1)感染症にかかっても8割の人はうつさない!?
中国コロナウイルスに感染しても、8割の人は他の人にうつしていないということがわかってきました。
これは、政府の専門家会議が3月2日に発表したもので、国内の感染者110人を詳しく分析しました。
その結果、調査した時点では、110人中83人は誰にもうつしていませんでした。
一方、人に感染させた27人を調べると、1人にしかうつさない人が多い中、9人、12人に感染させた人もいると分析されました。
専門家によると、感染者のおよそ8割は人にうつさないというのは、中国コロナウイルスに限らず、SARSやエボラ出血熱など、他の感染症でも見られる現象だということです。
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2)感染拡大の要因は?
1人から複数人に感染させた厳密な理由は、まだわかっていません。
ただ専門家は、その個人の体質やその人のウイルスが特殊なのではなく、行動の特性・環境によるものではないか、といいます。
つまり、換気が不十分な閉鎖空間にいたために、多くの人に感染させたのではないか、とみているのです。
実際、大勢にうつしたという2人は、いずれも閉鎖空間で大勢の人と一定時間過ごしたことがわかっています。
3)症状は軽い方がうつしやすい?
複数の専門家は、症状が軽い感染者の方が人へのうつしやすさは大きいかもしれないといいます。
それはなぜか?
詳しいことはわかっていませんが、以下のことがいわれています。
中国コロナウイルスに感染した場合、肺で増えやすい人と、のどで増えやすい人がいる可能性があるそうです。
チャーター機で帰国した人で、のどから採った粘膜を調べると「陰性」で、肺から出たたんでは「陽性」になった人がいました。
この人は、主に肺でウイルスが増えた可能性があります。
もちろん、肺とのど、両方で増える人もいます。
肺でウイルスが非常に増えると肺の機能が弱まり、呼吸困難=重症になります。
その反面、肺だけでウイルスが増える場合、せきがあまり出ないこともあります。
つまり、ウイルスを外にはき出し、人にうつす場面が少ないと考えられます
一方、主にのどでウイルスが増える人は、入院が必要なほど重症にはならない場合が多いです。
しかし、せきをしてウイルスを含む唾液「飛まつ」をはき出し、人に感染させる可能性があります。
また、東北大大学院の押谷仁教授は、感染者の吐く息にウイルスを含む小さな粒子が含まれていて、せきやくしゃみをしなくても、ごく近くにいる人にうつす可能性がインフルエンザでは指摘されていて、今回の中国コロナウイルスでも、こうした感染が例外的に起きている可能性は否定できない、と述べています。