北朝鮮メディアは12日、朝鮮労働党委員長・金正恩の妹、朝鮮労働党第1副部長・金与正が、朝鮮労働党政治局員候補に選出されたと伝えた。
いったん解任された朝鮮労働党政治局員候補に返り咲いたとみられる。
最近は米国や韓国に対する談話も相次ぎ発表、存在感を一段と増している。
金与正は2017年10月の朝鮮労働党中央委員会総会で政治局員候補に選出されたが、昨年の政治局員らの集合写真などで姿がなく、解任の可能性が指摘されていた。
もとより金与正の体制内で影響力は別格と目されるが、昨年2月のベトナムでの米朝首脳会談が決裂した責任を取ったとの観測が出ていた。
11日の政治局会議では今年に入り外相就任が明らかになった李善権も政治局員候補に選ばれた。
李善権は軍出身で対韓国交渉を長く担当。米朝交渉を率いてきた。