中国で武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が拡大する中、中国の保健当局は、患者が688人増え1975人となったと発表した。
中国国内の死者が56人になるなど感染拡大が収まらない事態が浮き彫りとなっています。
患者の数は世界中で2000人を超え、中国本土以外の13の国と地域でも確認された。
中国の保健当局、国家衛生健康委員会は、患者の数はチベット自治区を除く全国30の省や市などで1975人になったと発表しました。
患者のうち症状の重い人は324人に上っているということです。
患者は中国本土以外の13の国と地域で44人確認されていて、患者の数は世界中で2019人となり、2000人を超えた。
中国の旅行会社は中国政府からの要請で、日本を含む国外への団体旅行を27日から当面中止することになりました。
中国政府は感染拡大の防止は可能だと強調していましたが、患者の数は日を追うごとに増加し、感染拡大が収まらない事態が浮き彫りとなっています。
感染が拡大し続ける中、中国共産党の最高指導部は25日、この問題をめぐる直属の対策チームを設け、湖北省など状況が深刻な地域に党の幹部を派遣するなど、対策に乗り出すことを決めました。