▲NATO加盟国の拡大経過
ロシア国境が長いフィンランドのNATO加盟はプーチンには痛かった
これでスウェーデンもNATOに加盟すれば
黒海に続いてバルト海でも、ロシア艦隊は覇権を失うかもしれない
ロシアのプーチン(→)によるウクライナ侵略戦争で、10月のウクライナ支援国の会合(50カ国以上参加)の中で、
欧米諸国とウクライナが停戦について
「ひそかに」協議を始めた
との情報が流れている。
米NBCニュースが11/4、複数の米当局者らの話として伝えた。
ウクライナがロシアに一定の譲歩をする見返りに、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナの安全を保証し、ロシアの再侵略を防ぐ案が浮上しているという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は従来、プーチン露政権との交渉を否定していたが、ウクライナも欧米側の意向を無視できない見通し。
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中国の習近平(→)による台湾沖縄への侵略が、現在の日本にとって最も切実な安全保障上の問題です
ウクライナ、ガザ地区にNATOや米軍の勢力が投入されている今、不動産バブル崩壊で追い詰められている習近平が、ドサクサまぎれに台湾沖縄侵略に打って出る可能性は高い
そうなれば、日本の対応次第では、すでに実戦配備されて日本の人口10万人以上の都市に照準を合わせてある中国軍の弾道ミサイルが降り注ぎ、少なくとも数万人の日本人が死ぬ
ウクライナの戦場では、善良で健康な若者たちが毎日1000人レベルで死んでいますから、数万人程度は「軽傷」かもしれません
1か月前に、ガザでこれほどの戦争が起きるとは、誰も考えていませんでした
1か月後に、台湾沖縄や日本がどうなっているか、正確なところは誰にも分かりません
習近平の考え次第です
米国にとっての優先順位は、
(1)イスラエル、(2)ウクライナ、(3)台湾
ですから、現在のウクライナとガザの状況のままでは、米軍の対中国抑止力は低くなる
ウクライナとガザでの
緊迫度が下がれば、米軍の余力が増える
ので、習近平の台湾沖縄侵略が難しくなる訳です
国際政治に敏感に反応する原油価格(↓)が、いま少し落ち着いてきているのは、この辺の事情(停戦協議)を反映したものであれば良いのですが・・・
((((;゚д゚))))
▲国際原油価格は、9/26をピークに少し落ち着いています
原油価格は国際緊張度を示す、最も信頼性の高い指標のひとつです