ロシア軍の戦死者の多くは、同士討ちが原因だった。
露軍部隊相互の連携不足と、司令官の相次ぐ交代に伴う指揮命令系統の混乱が、同士討ちを頻発させている。
別の部隊が埋設した地雷を踏んで、戦死者が出ている。
9月中旬には東部ルハンスク州で、ロシア軍部隊同士が銃撃戦となり、21人が死亡し、50人超が負傷した。
ウクライナ侵略でのロシア軍の同士討ちは戦死者全体の60%と推定されている。
第2次世界大戦とベトナム戦争での米軍では最大約14%とされており、戦場での同士討ちは珍しくない。
ロシア軍の指揮命令系統は、揺らぎ続けている。
プーチン(→)が9月に発令した予備役動員で、動員兵の戦死も目立ち始めている。