▲▼ロシア軍の「焦土作戦」で「死の街」と化したヘルソン州
ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市。
11月9日に撤退命令を受けたロシア軍が「焦土作戦」で、ウクライナ軍が奪還しても、インフラを利用できないようにしている。
住宅地に地雷を敷設し、電気や暖房、上下水道などのインフラを破壊し、テレビ局や公共施設を爆破している。
モバイル施設も壊され、携帯電話の通信状況も悪化している。
ウクライナ大統領府顧問ミハイロ・ポドリャク(→)は11月10日、
「ロシア軍はヘルソンを
死の街にすることを望んでいる」
と訴えた。
ヘルソン市は、ヘルソン州を分断するドニプロ川の西岸に位置している。
ロシア国防省報道官のコナシェンコフ(→)は10日、
「承認済みの計画に従い、
部隊は東岸に移動している」
と発表した。
▲8月時点でロシア軍は、ドニプロ川西岸のかなりのエリア
を制圧し、ミコライウを狙っていたが、9月以降は戦況が逆転
ウクライナ大統領ゼレンスキー(→)は11月10日夜の演説で、
「南部戦線から良いニュースが来た」
「41集落が、ロシア軍から解放された」
「ウクライナ国旗が戻った!」
と強調した。
ロシア軍の撤退の動きと連動しているようだ。