イスラエルとハマスが戦えば、ハマス側は常に、イスラエル側の数十倍の死者を出しています
それでもイスラエルを取り囲むアラブ諸国は、徹底的に反イスラエルですから、ハマスも強気の姿勢を崩しません
日本もイスラエルほどではないが、周辺に赤組(中露韓北)という徹底的な反日国がいますから、イスラエルとちょっと立場が似ています
日ユ同祖論という、古代ユダヤ人の支族の一つが東に向かって日本にたどり着いた、という歴史学説があります
つまり日本人とユダヤ人は先祖が同じだという説
日本の歴史学会ではトンデモ学説として、まともに取り上げていませんが、むしろイスラエルで日ユ同祖論が盛んだそうです
反ユダヤの海に浮かぶ孤島のようなイスラエルは、軍事力や米国政治への影響力こそ強力ですが、何しろ人口が少ない(900万人くらい)
それで日ユ同祖論を利用して、日本にラブコールを送っているのかもしれません
(^_^;)
ハマスは「イスラム抵抗運動」の意。
源流はエジプトのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」で、1987年12月にアハメド・ヤシン(→)がガザ地区で創設した。
その最終目標は「イスラム原理主義国家」の樹立であり、イラク、シリアを席巻した、あの残酷無比の「イスラム国」(IS)と目指すところは基本的には同じ。
ハマスは、イスラエルの生存権を認めていないし、武装闘争の旗も降ろしていない。
このため米国は、ハマスをテロ組織に指定している。
パレスチナの現状を規定することとなった1993年のオスロ合意により、ヨルダン川西岸と地中海沿いのガザ地区がパレスチナ自治区となった。
イスラエルは当初、ガザ地区に駐留していたが、その後撤退。
ガザ地区とイスラエルの境界にフェンスをめぐらし遮断した。
ガザ地区は、東京都23区の面積の6割程度しかない。
イスラエルのガザ隔離政策によって、地中海に面するガザの出入り口はイスラエル側の検問所とエジプト側の検問所の2カ所だけとなった。
海上もイスラエル艦船が常時監視しているため、海からのガザへの出入りは不可能になった。
ガザが「天井のない巨大な監獄」と言われる所以である。
ハマスはこうした閉塞状態の中、ガザの約200万人のパレスチナ人の指導的な立場を確立していった。
2006年に行われたパレスチナ評議会選挙(議会選挙)で、ハマスはパレスチナ自治政府を牛耳る主流派の政党ファタハに圧勝、過半数を超える74議席を獲得した。
ファタハは45議席にとどまった。
翌2007年にガザでハマスとファタハの内戦がぼっ発したが、ハマスの勝利に終わり、それ以降ハマスはガザの実効支配を確立した。
ハマスは貧困層などへの教育、医療、福祉事業といった社会活動も進め、パレスチナ人の人気を高めていった。
アラブ諸国の中では、カタールがハマスを支援している。
こうしたハマスの勢力拡大を懸念したイスラエルは、ハマス幹部の暗殺や軍事拠点への空爆を常時実施、2009年1月に軍をガザに地上侵攻させて衝突した。
イスラエル軍は、1014年7月にも地上侵攻。
1カ月に及ぶ戦闘で、イスラエル側の兵士ら70人が死亡したが、パレスチナ人は2250人が死亡している(イスラエル犠牲者の32倍)。
ハマスの現在の指導者は、カタールに亡命中のイスマイル・ハニヤ(→)。
ハマスは政治部門と軍事部門「カッサム旅団」に分かれており、同旅団の司令官はモハメド・デイフ。
戦闘員は約3万人。
ハマスは今回のイスラエルとの交戦を、パレスチナ人社会の中でその存在を誇示できるとして歓迎しているとの見方も強い。