▲11/7午前、ターミナルで動けなくなっている韓国のトラック
今やトラック輸送は物流の中心ですから
人体で言えば動脈の血流が止まるようなもので
産業の死活問題になりかねません
韓国以外では目立った問題になっていませんから、韓国政府のチャイナリスクへの対応が、いかに無策だったかが露呈しています
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韓国で尿素水が不足して、トラックの運行ができなくなり、物流がストップしかねない危機的な状況です。
尿素水は、排ガス浄化のためにディーゼル車などで使用が義務づけられています。
原料の尿素は、97%を中国からの輸入に依存し、韓国国内ではほとんど製造していません。
中国が10月中旬から輸出手続きを厳格化し、尿素の輸出が制限されています。
米中対立の中で、中国とオーストラリアの外交関係が悪化し、オーストラリア産の石炭の中国への輸入が中断されたことで、中国の尿素生産にも影響が出たことが背景です。
韓国国内の尿素在庫は11月末にも無くなるといい、長期化した場合、運送トラックだけでなく、消防車や救急車などの緊急車両の運行にも重大な影響が出ます。
韓国政府は対応に必死ですが、「チャイナリスク」への準備をまったくしていなかった文在寅(←)政権への批判が高まっています。
ちなみに日本では、複数の大手化学メーカーが尿素の原料となるアンモニアの77%を日本国内で製造して国内需要をカバーしており、中国への依存度も低いため、まったく問題化していません。