6月17日午前1時半ごろ、静岡県南伊豆町にある石廊崎の南東約20キロ沖(下図★)で、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とするイージス駆逐艦フィッツジェラルド(8千トン、全長154メートル、乗員約300人)と、フィリピン船籍のコンテナ船ACXクリスタル(2万9千トン、全長222メートル、乗員20人)が衝突した。
第3管区海上保安本部(横浜)や米海軍によると、イージス艦は右舷の艦橋付近が大きく破損し、乗組員3人が負傷、7人が行方不明になった。
海上保安庁の巡視船艇や航空機が周辺を捜索、海上自衛隊のヘリコプターも救助活動に当たった。
3管は米海軍と状況を調べ、業務上過失往来危険容疑を視野にコンテナ船の乗組員から事情を聴く方針。
イージス艦は浸水しているが、両船とも自力航行可能で、イージス艦は横須賀基地に、コンテナ船は東京港(大井ふ頭)に向かっている。
実はイージス艦は、ほぼ航行不能に陥り
タグボートで横須賀まで100キロ曳航された
かなりみっともない話であり
旧帝国海軍なら 艦長は切腹ものかも~ (;´Д`)
米海軍第7艦隊(横須賀を本拠地とし、一応、世界最強と呼ばれている)によると、負傷者はヘリコプターで横須賀基地の海軍病院に搬送、うち1人は艦長のブライス・ベンソン中佐。
3管や第7艦隊によると、17日午前2時25分ごろ、コンテナ船から「米艦船と衝突した」と3管に通報があった。
イージス艦の右舷と、コンテナ船の船首左側に衝突による損傷がある。
コンテナ船は日本郵船が運航し、事故当時、名古屋港から東京港に向けて航行中で、フィリピン国籍の20人が乗っていた。
海上衝突予防法では、2隻の船が互いに進路を横切る場合、相手を右に見る船舶に回避義務がある。
このルールが正しいならば
悪いのはイージス艦? (;´Д`)
イージス艦とコンテナ船それぞれの位置関係や進路、見張りが十分だったかなどが焦点になる。
石廊崎沖の太平洋は多数の船舶が往来する海上交通の要衝。
気象庁によると、17日午前2時半ごろの天候は晴れで視界は良く、波の高さは2メートル前後だった。注意報や警報は出ていなかった。
イージス艦フィッツジェラルドは原子力空母ロナルド・レーガンを含む空母打撃群に所属。
日本近海で北朝鮮の弾道ミサイル発射への対処などに当たっている。
東日本大震災では、米軍の「トモダチ作戦」にも参加。
今年4月に海上自衛隊のイージス艦と日本海で共同訓練を実施し、今月上旬にも空母R・レーガンなどとともに海自と訓練した。
コンテナ船に駆逐されちゃう イージス駆逐艦って・・・
米兵さんがバケツで水をかき出しているのを見て
不謹慎ながら 笑ってしまったヨ
北朝鮮を油断させる作戦なの? (^_^;)
ちなみに 「フィッツジェラルド」 と聞いて
多くの人が思い出すのは JFK
(ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領)
彼は太平洋戦争で 魚雷艇の艦長となり
日本の軍艦「天霧」と衝突して 大ケガをした
米軍は 攻めには強いけど
守りには弱いのかな~ (;´Д`)