SWIFTからロシア排除

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スイフトと言っても、スズキのクルマ(←)ではありません

 国際貿易決済のグローバル・スタンダードです

今のところ強がってるプーチンも、これは痛いんじゃないかなぁと思います

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プーチン(→)が本当に認知症なら、

「スイフトって何? それって美味しいの?」

などと寝言を言う可能性もありますけどね

これで世界経済から追放されたロシアは、泣きながら中国にすがりついて行くのでしょうか?

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そうなると、赤組(中露韓北)と青組(日米欧印豪)の対立が激化し、2つのブロック経済に分かれて、世界は再び深刻な冷戦時代を迎えることになりそうです

2022年2月は、世界史の大きな転換点になるかもしれませんね

 ((((;゚д゚))))

 

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EUと米国などは2/26、ウクライナに侵攻したロシアをSWIFTから排除するなどの対ロ制裁を発表した。

SWIFT(国際銀行間通信協会)とは、「Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication」の略で、国境を越えた迅速な決済を可能にし、国際貿易を円滑に行うためのシステム。

このシステムに接続する銀行は、SWIFTメッセージを利用して支払いを行える。

SWIFTメッセージは安全とされ、大量の取引を迅速に処理できる。

SWIFTは国際貿易における資金送金の標準的な手段となっており、2020年の年次報告によると、SWIFTプラットフォーム上では、毎日約3800万件の送金メッセージがやり取りされた。

年間では何兆ドルもの資金が同システムで送金されている。

 

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1970年代に設立されたSWIFTは、サービスを利用する数千の加盟機関の協同組合。

本部はベルギーにあり、2020年に3600万ユーロの利益を計上した。

ロシアの銀行がSWIFTから排除されると、同国は世界中の金融市場へのアクセスが制限される。

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ロシアの企業や個人は、輸入品の支払いや輸出品の受け取り、海外での借り入れや投資が難しくなる。

ただ、電話やメッセージングアプリ、電子メールなど、他の決済チャネルは利用できる。

その場合、制裁を科していない国の銀行を経由して支払いを行うことになるが、代替手段は効率性や安全性が低い可能性が高く、取引量の減少やコスト上昇の可能性がある。

輸出企業にとっては、ロシアへの商品販売のリスクとコストが増加する。

ロシアは製造業製品の大口購入国で、世界銀行のデータによると、オランダとドイツはロシアにとって2番目と3番目の貿易相手国。

ロシア製品の買い手もより困難に直面し、代替サプライヤーの模索を迫られる。

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ただ、ロシア産の石油とガスについては、代替供給国を見つけることが難しいとみられる。

欧州委員会によると、ロシアはEUにとって原油、天然ガスなどの主要な供給国。

SWIFTはベルギーとEUの規則に拘束される。

EUは2012年3月、イラン核開発計画を巡り制裁対象になったイランの企業や個人へのサービスをSWIFTに禁じた。

対象には中央銀行や大手銀行も含まれた。

 

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コメント 湯浅卓 国際弁護士(ニューヨーク州弁護士/ワシントンD.C.弁護士)

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いま注目すべきはSWIFTに消極的だったのは欧州の一部で、初めからSWIFT制裁を示唆はバイデン、アメリカ大統領で、議論を引っ張ったのもアメリカだという事実だ。つまり、国際決済システムからの排除という制裁であるが、「決済システム」のノウハウを持つのは実はウォール街(→)である。このウオール街のノウハウは、アメリカに決済システムを含む複雑な金融システムを制御、統括する金融当局が、連邦レベルでも、州レベルでも数多くあるので、ウオール街の決済システムのノウハウは、インターネットの時代になって長いが、ウオール街から門外不出で、国際社会には出ていない。従って、今回のSWIFT制裁の中枢である「決済システム」関連制裁について、議論していたヨーロッパ諸国でさえ、十分なノウハウを持っていないし、中国、ロシアは尚更である。

コメント 石川智久 日本総研 調査部マクロ経済研究センター所長

私も銀行員時代、外為送金業務を少しだけやっていましたが、その経験からしてもSWIFTが使えないとなると、本当に外為送金が難しくなり、貿易や投資がほとんどできない状態になります。その意味ではかなり厳しい措置を取ったと言えます。一方でロシアはこれを受けて、中国などと新たな国際決済システムを作る可能性もあります。

 

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