▲イスラエル首相ベネットとプーチン悪魔
周知のとおり、ウクライナ大統領ゼレンスキー(←)はユダヤ人
本来なら、ユダヤ人国家であるイスラエルが、ウクライナを全面支援しても良さそうなものだが、実際はそうなっていない
なぜなのか?
(^_^;)
国連のロシア非難決議に、イスラエルは棄権した。
国際社会から「ロシア寄り」としてイスラエルへの批判が強まる中、ベネット政権はヘルメット、防弾チョッキのウクライナへの提供に踏み切った(日本と同レベルの支援)。
ウクライナが強く要請したアイアンドームの供与は断った。
イスラエルの人口900万人余の15%が、ロシア、ウクライナからの移民である。
統計によって数字はまちまちだが、ロシアにはまだ10万のユダヤ人が残り(60万という統計もある)、ウクライナには4.5万(20万とも)。
イスラエルの日刊英字新聞「エルサレムポスト」5/12号によれば、『中核的ユダヤ人』(ユダヤの母親から生まれ、ユダヤ教を信ずるユダヤ人のこと)は、ロシア国内に15万人いる。
ロシアによるウクライナ侵攻以後、ロシア在住ユダヤ人の若者の15%が海外へ出た(イスラエルと欧米のほか、ドバイに集中する)。
ロシアでハイテク企業を経営していたユダヤ人が、ドバイに拠点を移したため、多くのユダヤ人エンジニアも随行移動した。
ロシアに残されたユダヤ人はATMが止まり、無一文の貧困を強いられた家庭が4000世帯。
* * * * * * * * * *
イスラエルがロシアに対して強硬姿勢がとりにくい理由:
第一にロシアに残っているユダヤ人は『人質』なのである。
野蛮で残忍なロシア人であるから、イスラエルが反ロシアの姿勢を取れば、ロシア国内のユダヤ人がどんな扱いを受けるか分からない。
第二に、ロシアとイスラエルの経済関係は、オルガルヒ(ロシア新興財閥)の活躍もあって、非常に強固なものとなっている。
第三に、シリアとレバノンにいるヒズボラ、ハマスなどのテロリスト集団が、イランからの武器供与により、イスラエルへのテロ攻勢を強める可能性がある(イランの背後にはロシアがいる)。
安全保障、つまり民族の生存維持を常に最優先するイスラエルにとって、これは由々しき大問題である。