プーチンに限らず、ロシア人は資本主義(自由競争信用経済)というものを、ほとんど理解していません
中世の野蛮な農奴社会から、いきなり暴力によるロシア革命で共産主義による独裁社会へ移行したので、資本主義(自由競争信用経済)というものを、経験も理解もしていないのです
ロシアは、古代、中世、近代という社会変革を経験していない、非常に歪んだ遅れた社会です
起業家が自由競争の中で切磋琢磨し、社会の革新(イノベーション)を推進していくという発想は、独裁者プーチンのアタマの中にはありません
そこにあるのは、独裁権力による恐怖政治で人々を脅せば、人々は嫌々ながらでも言うことを聞くだろうという、ほとんど中世そのまんま、超大昔の野蛮な考え方です
たしかに、このような野蛮な方法でも、人々を動かすことは出来ますが、そこには
イノベーション(自発的な創意工夫)
セルフ・モチベーション(自己動機づけ)
などの活力は生まれず、社会全体としては、非常に低い生産性に留まります
この生産性の差が積もり積もって、ついにソビエト連邦は崩壊しました
いま独裁者プーチンは、同じ過ちを犯そうとしています
ロシアには石油や天然ガスなどの資源があるので、北朝鮮のように飢餓状態にまで落ちぶれ果てることは無いかもしれませんが、社会全体としては中世の野蛮な農奴社会へと、歴史を後戻りする可能性が大きいと思えます
((((;゚д゚))))
日産は10月11日、ロシアからの撤退を決めた。
子会社であるロシア日産(ロシア日産自動車製造会社)の全株式を、ロシア国営のNAMI(自動車エンジン中央科学研究所)に譲渡する。
譲渡金額は1ユーロ(141円)で、NAMIへのロシア日産株式の譲渡により、約1000億円を特損計上する。
日産の今年度の業績予想に変更はない、としている。
日産は、プーチンによるウクライナ侵攻によって、サプライチェーンが混乱し、ロシアのサンクトペテルブルク工場での自動車生産を、今年3月から停止していた。
その後現在まで、事業環境が好転する兆しが全く見えないことから、ロシアからの事業撤退を決めた。
日産によると、サンクトペテルブルクにある日産の生産・研究開発施設と、モスクワにある販売・マーケティングセンターは、新名称で運営される予定。
日産社長兼CEOの内田誠(→)は
「日産を代表して、長年にわたりビジネスに
貢献してくれたロシアの仲間に感謝致します。
ロシア市場で事業を続けることは出来ませんが、
われわれのロシアの仲間を最大限支援できる
解決策を見つけることができました」
とコメントしている。
トヨタ自動車が9月23日、日本の自動車メーカーとして初めて、ロシアからの事業撤退を明らかにした。
日産と連合を組む三菱自動車も、ロシアからの事業撤退の検討に入った。