ロシアが併合宣言したウクライナ南部ヘルソン州西部から、ロシア軍が敗走している。
ロシア軍は、ヘルソン州を流れるドニプロ川西岸から東岸へ敗走している。
ウクライナ軍参謀本部は10月22日、ヘルソン州内の陣地2カ所から、ロシア軍が完全に姿を消したと発表した。
敗走しながら、住民の車や衣類などを略奪している。
ウクライナ大統領府の副長官ティモシェンコがSNSで
「これまでに南部ヘルソン州の88の集落を奪還した!」
と明らかにしていて、ウクライナ軍が反転攻勢を強めています。
ロシア軍部隊の一部が、ヘルソン市での市街戦を計画しているとの情報もある。
ヘルソン州の親ロシア派は22日、
「大規模砲撃とテロ攻撃の危険性が高まっている」
として、住民に同日中に東岸へ移動するよう命令した。
ウクライナ軍参謀本部によると、ヘルソン市の住民の大部分がすでに市外へ出ているという。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は
「ロシア軍が敗走を隠し、ウクライナ軍の追撃を防ぐために、
ドニプロ川にある水力発電所のダムを爆破する可能性が高い」
と指摘しています。